おしゃれ事情−イギリス人はおしゃれなのか!?
1970年代、イギリスはヴィヴィアン・ウェストウッド嬢とマルコム・マクラーレン氏の活躍のおかげで、ファッション大国の名をほしいままにしていた。もともと紳士服には定評のあった国である。ぱりっとしたスーツを着たジェントルマンと奇抜なパンク小僧達は、世界中の人々に憧れのまなざしで見つめられることとなる。時は移って2002年のロンドン。相変わらず有名デザイナーを輩出し、各国の若者達が夢を抱いて集まってくる。だがその実態はいかに・・・。
こんにちは、皆様。
6月25日、ロンドンはまれに見る快晴です。あまりの日光の激しさに思わず睡眠を妨げられたほどです。
夏は日照時間が長いため、本日朝の5時ごろにはすでにカンカン照りでした。
・・・・日の入りの午後9時ごろまで、このお天気は続くのでしょうか・・・。
神のみぞ知るというところで。
珍しく、ここのところ天気のいい日が続いているもので、ショッピング・ストリートでは、夏のバーゲンをフライングではじめちゃってるところも多いみたいです。
そう、ロンドンといえば。
いや、ヨーロッパ全体もそうなんですけど、もうすぐサマー・バーゲンが一斉に始まるのです。
そうですね、大体6月の終わり頃からですから、ちょうど今日くらいから。
女の子はそろそろ戦闘体制に入り、めぼしいお店をチェックしたり、お金をためたりしちゃう時期なのです。
男の子は荷物持ちのために筋肉を鍛えたりしてるころですかね。
ロンドンの男の子達はあんまりお洋服には気を使いませんから。
むしろ気を使いすぎでしまうと、こいつゲイなんじゃないかと勘ぐられてしまうんです。
僕は男だ!酒とサッカー(と女)にしか興味がない!!ということを証明するために、皆さんジージャンとジーンズしか着ないんでしょうか。
悲しいなあ。ロンドン・コレクションが泣くよ。
あああ、そう。
私の友達が、とんだ災難に会っています。
彼は日本人で、だからこそ(?)お洋服にはちゃんと気を使っています。
眉毛のお手入れもちゃんとしているし、香りの身だしなみも忘れない。
髪の毛は坊主に近く刈り込んで、それをオレンジとか黄色とかにいつも染めているんです。
ああ、あといつもぶっといボディピアスを着けていましたね。指輪なんかもはめていたかも。
ここまで聞いて、何かおかしいと感じるところがありますか?
思いきり、普通の男の子でしょう??
・・・それがですね。
ゲイの方に大人気なんですよ。
クラブに行ったら行ったで、声をかけられまくり。
一人でぶらぶらしているとほいほい声がかかるもので、私達女の子といっしょにしゃべりながら踊ってたんですね。
それでも来るわくるわ・・・。
かわいそうな彼は気分が悪くなって先に帰ってしまいました。
ああ、ゲイの人じゃなくても、彼のことはゲイだと思ったらしいです。
彼の家のトイレにある、洗顔セットと眉毛のお手入れセットが決め手になってしまいました。
あんな立派なものはイギリス人誰も持ち合わせていないらしい。
話がかなり飛んでしまいましたね。
でも、決してイギリス人男性全員がこんなわけではないのです。
たまにはおしゃれな人だっています。
行くところに行けば。
そうですねえ、まあクラブだとか、アートスクールの近所とか。
マーケットに行くと出現率が高いかも。
ノッティング・ヒル、スピタルフィールズ、ブリックレーン、カムデンタウンとかでしょうか。
カーナビー・ストリートの裏手も男の子の服屋がいっぱいあるし、コベント・ガーデンの南側もそうかなあ。
多分キングズ・ロードにも多いのでは、服屋があるから。
そうそう、最近ICAというアートセンターに行ったのですが、ここには少しばかり違う人種が集まっていましたね。
まあ、つまりおしゃれなんですが。
私が何を思ったかといえば、「日本人みたいなかっこうをした人がいっぱいおるな・・・」と。
そう、私が高校のときに行っていた古着屋の店員さんみたいな方々がちらほら。
黒白グレイだらけのロンドンにはありえないほど、着ている服もカラフルでしたし。
もしかして、いや、もしかしなくても、日本人はおしゃれです。
イギリス、ついて来れていません。
パブとかバーにぶらりと入って、「おっおしゃれな集団がいる」と思ったら日本人、ていうこと結構多いですもの。
おしゃれなエリアには必ず日本人がいますもの。
すごいよ、日本。
ああ、ロンドンに着たばかりの時は、まだ「イギリスはおしゃれ先進国で、日本なんて単なるフォロワーさ。」と思い込んでいました。
パーティーの席で「日本人は服のセンスがいいわよね」なんて言われても、「おお、未熟な私達を持ち上げてくれてるのね」なんて思ってました。
とりあえず、あれは間違いだった。
デザインの独創性はともかく、一般人の着こなしにかけては、日本人のほうがよっぽど気合が入っているし、経験もある!
あえて断言してしまいました。
これも私が「日本的おしゃれ感覚」を持っているからなんでしょうか?
・・・そう思う方、ロンドンに住んだことのあるイタリア人かフランス人に聞いてください。
多分、私の意見にうんと言ってもらえると思います。
では私もそろそろお洋服のチェックに行ってまいります。
物価高ロンドンでは、たとえお洋服一枚といえども賢く買わなくてはなりません。
ではさようなら。